カレーが美味しい、マジで

「でもこれ完治するのは難しいんですよねー」

えーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ　　　　

「ずっと使い続ける筋なので、いったん痛みが退いてもまたなることがあるんです」
そりゃそうでしょう。でも今はこの痛みを抑えて欲しいんです。

「治療はマウスピースとかありますが・・・」
知ってます。いろいろ調べてみました。

「取り外しとか面倒くさいんで今回はやめておきましょう」
へ？
「面倒なのキライでしょ？」
はい、確かにそうですが、何で見抜かれているんですか？

「なので今回は薬で治しましょう。それとマッサージで。」
それでお願いします。薬でちゃっちゃと治してください。

「ただこの薬は即効性のものではなく時間をかけるものなのすぐに痛みがなくなるわけではないのでご理解ください。」
むむ、完全に思考が読まれているようだが、できることなら少々副作用があっても即効性のものが欲しいです。

「それではマッサージしますので、○○さん・・・」
と近くの女医に声をかける担当医。

女医「はい、ではマッサージをしますのでついてきてください。」
なんと！この女医さんがマッサージをしてくれるのか。
顎のマッサージだけに男に触られるより、女性の方がいい。ラッキーだ。

と不謹慎なことを考えながらついていくと、壁に向かって椅子に座らされる。
さらには電極のようなものを両顎とうなじに貼り付けられる。
「はい、ではこれから２０分間マッサージしますから」
え？女性の手でマッサージではないんですか？

「でわ、いきますよ」
といって機械のスイッチオン。

ビッ、ビッと両顎に低周波なのか電撃のようなものが来る。
バラエティで罰ゲームでやってるようなやつかと頭の中に映像が。
痛みとまでは行かないが、これはこれで刺激が強く結構きつい。
これを２０分。なんかの拷問のようだ。
しかもただ壁を眺めながら２０分、苦行だ。
目をつぶって眠ろうかと思ったが、低周波の刺激が強すぎて眠るに眠れない。
ただひたすら壁を眺めて２０分を過ごす。

２０分後
「はい、お疲れ様でした。では次回予約をしてからお帰りください。」
予約をし、会計を済ませ病院を出る。

その間まったく痛みがない。
低周波マッサージ恐るべし。
しかしこのマッサージの効果もそうは続かないと教えられている。
ならば今のうちに･･･

駆け込んだのはＣｏＣｏ壱番屋。
最近痛みがこわくて、まともに食事をしていない。
特に刺激物は歯にしみるような気がしてまったくとっていなかった※。
　　　　　※（まったくとらない＝３日程度）

早速ビーフカレーを注文、トッピングは咬筋への負担を考えてなし。
出てきたカレーをスプーンで口へ運ぶ。
それまでのように左を避け、右でほそぼそと咀嚼するのではなく口中でモグモグと。

う、うまい！

普通に食事するのがこんなにも幸せだったなんて！
至福の時を過ごし、久々の食に関する満足。

そしてその足でパチンコ屋に賽銭を置いて来て帰宅。

夕方にはマッサージの魔法は解け痛み再発。
なれど原因がはっきりした今、以前のような謎苦痛に対する不安はなし。
痛みと付き合いながら投薬と時間薬で治していくこととします。